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2016.5.29〜
漂着。
2019/09/29(日) KORG Pa900
いきなりですが、私は筋金入りの姉スキーでして
姉分欠乏をきたすと補給のため隣県の姉宅へ遊びに行くのであります。

「行くよ」と電話すると
「そろそろ来る頃だと思ってたw アップルパイでいい?」と
すかさずリアクションをくれる姉はいくつになっても頭の上がらない存在です。

私の妻は姉より年上なので
久しぶりに姉に会うと姉というより妹みたいな感じもします(^^;)
ちなみに姉は私より年下の旦那をつかまえたので
4人が揃うと訳の分からない状態になります。

というわけで今週はこの曲。

  【原曲】年下の男の子 - キャンディーズ (1975年)
  

ふと1970年代の「ザ・歌謡曲」みたいなのを弾きたくなりました(^^;)
1コーラス歌うだけのTV収録でもオーケストラがガッチリ生演奏するような。
ドラムはもちろん手で叩いてテンポ揺れまくり。

様々な音楽ジャンルの中で私が一番好きなのはカントリーブルース
というわけでこんなアレンジに。

  おっさんが弾いてます
  
  原曲からメロディーを拾うのが難しくて、間違えてる箇所があるかもです。

半日ぐらい練習してほぼ一発録りしました。
メロディー以外は自動演奏です。

バッキングはネットから拾った「Trucker 1」というカントリーのスタイルを使ってます。
メロディーの随所に散りばめられた半音階のアップダウンがこの曲の特徴で、
ファンク、ゴスペル、カントリーにぴったりはまりますよ。
jazzyやgrooveという名前のスタイルよりは、ゴリっと泥臭いほうが似合います。

ブルースの匂いがカントリーに移り、
時代と海を越えて日本まで流れ着いて歌謡曲にほんの少し混じる。
まるでカレーがインドからイギリスを経由して日本に伝わり、カレーうどんになるのに
近いものを感じました。弾いて初めて気がつきましたよ。

Pa900は日本の曲を完コピ風に弾けるスタイルはあまり入ってませんが
その代わり、ルーツとなったジャンルがたくさん入ってます。
その中からぴったりはまるものを見つけると、どんな音楽に影響された作曲者が書いたのか
なんとなく顔が見えてくるのであります。

曲あり遠方より来る、また楽しからずや。

P.S. 拍手ありがとうございました。励みになります(^^)

漂着。 | 2019/09/29(日) | 機種:KORG Pa900 | コメント (0)
◆アーティスト / ◇記事ジャンル:◆キャンディーズ ◇弾いてみた
修正液の女王。
2019/09/22(日) KORG Pa900
よく分からないタイトルで始まりましたが、ごきげんいかがでしょうか。

今週はこの曲を弾いてみました。

  【原曲】歌舞伎町の女王 - 椎名林檎 (1998年)
  

誰が撮ってもこうなるだろう、というよく出来たMVですね。
歌詞は新宿ですがロケ地は豊島区だそうですよ。
今改めて見ると、この人は生まれる時代が違ったら
中島みゆきになったのではと思わせる何かを感じます。

で、こんなアレンジに。

  天高く馬肥ゆる秋(5kg増)のおっさんが弾いてます
  

この曲、いろんな伴奏スタイルが合います(・∀・)
ファンクから民族音楽まで250種類ぐらい弾いて選びましたw
スタイルが古ければ古いほど合います。ツイストなんか最高にはまりますよ(・∀・)

今回使ったのは「Slow Band」というPa900内蔵のスタイルで
「Ball Room」カテゴリーにあります。

  20190922_1.jpg
  Ball Roomとはこういう古いダンスホールのようです。

演奏はメロディー(ナイロンギター、サックスアンサンブル)が手弾きで
伴奏はコードシーケンスの打ち込みです。
制作時間は打ち込みに1時間半、手弾きの練習が半日ちょっと。
だいぶ練習したつもりですが、あちこち下手で気になるところだらけです。

打ち込みはプリセットのままで、あまり凝った事はしていませんが、
エンディングでピアノとギターの掛け合いになっている部分は
ピアノのパートを1小節後ろへコピーしてギターパートを作りました。
(プリセットはピアノパートのみ)

なぜそんな事をするかというと、
実際にステージでバンドが演奏している光景をイメージした結果です。
バンドの人数には限りがありますから(^^;)、限られた人材を有効活用したいw
誰かがリードをとってる間、他のメンバーは遊んでるわけではないので
なるべく絡めていきたいと思うわけです。「俺もいるぞ、忘れんな」って感じで。

ちなみに途中に別の曲を混ぜてみました。アドリブという事で(^^;)
ジャズにはそういう要素もあるようなのでまあいいかなと。
このスタイルに合うかも、と練習中に思いつきました。
子守唄なので、歌舞伎町の女王が未婚の母になった雰囲気も無きにしもあらず。

  20190922_2.jpg

おかげで譜面は修正液だらけw
「ああ、いいかもしんない」と思ったらどんどん変えていくので。
"アドリブ"も最初は8小節のつもりでしたが
練習するうちに「もう1回弾きたいな」と思い、修正液をさらに塗りたくって16小節に。
これを書いている今は22:00ですが、20:30まで直しては弾いて録ってました。

すっごいアナログな作業ですねー。
でも制作中にPCに向かう気にはなれんのです。
PCの操作は使う頭が別なので、そっちに気をとられるのはちょっと。

というわけで今回はコテコテの濃い曲を弾いたつもりが
ノートの上がコテコテの厚化粧になったのでした。

P.S. 拍手ありがとうございました。励みになります(^^)

修正液の女王。 | 2019/09/22(日) | 機種:KORG Pa900 | コメント (0)
◆アーティスト / ◇記事ジャンル:◆椎名林檎 ◇弾いてみた
日本チャチャチャ。
2019/09/16(月) KORG Pa900
3連休いかがお過ごしでしょうか。

来週も3連休ですね。
そして来月も3連休と、飛び石連休がありますよ。

即位の礼で10月22日(火)が今年限りの祝日なんですね。
改元が無事に終わったらすっかり忘れてました。
その代わり、12月23日はただの月曜日。
天皇誕生日だと思い込んでうっかり休んでしまう人もいるかもw

さて。

今週はこの曲を弾いてみました。

  【原曲】私がオバさんになっても - 森高千里 (1992年)
  

今でもこの曲を歌うたびに「いつオバさんになるんだw」とツッコミが入る
森高千里(御年50歳)の当事モノの映像を拾ってきました。
今と雰囲気は全然違いますが、たまりません(*´д`*)ハァハァ

で、Pa900でこんなインストアレンジに。

  まさか森高千里より先におっさんになるとは思わなんだ。
  

コルグの公式サイト(JP)から拾ったmicro Arranger用のスタイルを使ってます。
↑のリンク先の「Styles vol.6」に入ってる「Pop 8 Beat」です。

リンク先のデモ音源はテンポが緩やかで気がつきにくいですが
明らかに山下達郎の曲(雨が雪に変わるやつ)がモチーフですね(・∀・)
裏拍に入ってくるベースが気持ちいいスタイルです。

Pa900はイタリアで設計・中国で生産という帰国子女みたいな機種ですが
今回は珍しく、コルグJPが日本の曲をモチーフに作ったスタイルを使って
日本の曲を弾いてみました。

この曲は3年前にMacのテキスト読み上げ機能に音程をつけて無理やり歌わせようとした
(そしで失敗した)過去がありますw
今回はそれを使わず、ダダダっと4時間ぐらいで作りました。

練習不足で演奏があちこちコケてますが、メロディーは比較的簡単ですよ(・∀・)
難易度を数値にすると0.2ドラぐらいです。
左手はわりと忙しめで、コードチェンジの半分ぐらいは8分で突っ込みます。
そこがこの曲の持ち味ですけどね。
弾くとだんだんテンションが上がっていく曲です。よろしければみなさんもどうぞ。

P.S. 拍手ありがとうございました。励みになります(^^)

日本チャチャチャ。 | 2019/09/16(月) | 機種:KORG Pa900 | コメント (0)
◆アーティスト / ◇記事ジャンル:◆森高千里 ◇弾いてみた
よくわかるPa900。
2019/09/15(日) KORG Pa900
こんな動画を見つけましたよ。

  

あーこれは修理技術者が動作確認で使う隠しモードですね(・∀・)
一般ユーザーが知ったところでどんなメリットがあるか分りませんが
とりあえず載せておきますw

さて。

3連休×2の1週目、通常の更新は明日にします(_o_)
今日は小ネタをお届けします。

KORGのPaシリーズに興味を持って公式サイトを眺めたり
取説のpdfを読んでみた人は少なからずいると思います。
(私も買う前に見ました)

でもPaの機能で分りくいのが、複数あるモード
それぞれのモードにどんな違いがあるのか、全体として何が出来るのか
所有したことのない人には把握しづらいのではと思います。

そこで今回は、各モードを説明します。

1. Style Playモード

  20190916_1.png

アレンジャーキーボードの本領発揮とでもいうべきモード。
鍵盤を任意のポイントでロウワー(左手側)/アッパー(右手側)に2分割し、
左手はコードをベタ弾きします。すると選んだスタイルの伴奏がそのコードで鳴ります。
右手はメロディーを普通に弾きます。
一般にアレンジャーキーボードのリアルタイム演奏とはこのモードでの演奏を指します。

左手側にはメモリー機能があるので
コードが変わるタイミングで一瞬だけ押さえればOKです。
なので左手が空いている隙にベンダー/モジュレーションは操作できます。

鍵盤上のどこに分割ポイントを置くかは自由に変えられます。
Pa900は61鍵ですが、MIDIが認識できる128鍵のどこにでも設定可能。

また、鍵盤のどの範囲からコードを認識させるかは
左手側/右手側/全域が選べます。

  
  氏家さんぐらい上手い人なら、この動画の冒頭のシーンのように
  コード認識エリアを(分割ポイントとは関係なく)全域に設定して
  普通にピアノを弾く奏法で両手のボイシングからコードを拾わせる事も可能です。

2. Song Playモード

  20190916_2.png

購入前に取説を読んで一番分りにくいというか、
Style Playモードとの違いを把握しにくいのがこれです。

ひとことで言えば「ソングを再生しながら手弾きするモード」です。
そのまんまですね(^^;)

Pa900には2基のMIDI/mp3プレーヤーが備わっており、
スタンダードMIDIファイルで内蔵音源を鳴らすことができます。
2基のプレーヤーは同時スタートが可能で、かつテンポの違う曲でもOK。
これを鳴らしながら、左手側1音色・右手側3音色(レイヤー)での手弾きが可能です。

このモードでは「スタイル」の自動伴奏は鳴りません。
なので"カラオケ"を鳴らしながらメロディーをリアルタイムで弾く使い方ですね。

プレーヤーが2基あるメリットは同時再生だけでなく
片方を再生中に次の曲をロードできることです。
このへんはバーのBGMなどのライブ演奏で欲しくなる機能ですね。

ちなみにmp3ファイルの再生中は内蔵mp3レコーダーが動作しないようになってます。
著作権とかいろいろあるのでしょう。

3. Sequencerモード

  20190916_3.png
私が最もよく使うモード。

コードシーケンスのステップ入力・リアルタイム入力はこのモードで行います。
また手弾きパートのシーケンサーへの録音もこのモードです。

コードシーケンスと手弾きパートの同時録音はできないので
まずコードシーケンスを入力し、それを再生しながら手弾きパートを重ね録りします。

コードシーケンスのステップ入力は、まず曲の頭でスタイルとテンポを設定し
あとは曲の展開に沿ってCm7とかD9とかコードネームを入力する流れです。
コード譜を見て構成音が分る人は、鍵盤からの指定が圧倒的に早いです。

ちなみに手弾きパートのステップ入力も一応可能ですが
表示が分りにくい上にバグが潜在しているので期待しないほうがいいです。

このモードでは内蔵mp3レコーダーは動作しないので
ここで作り込んだ曲をオーディオデータとして録るのは
前述のSong Playモードで行います。

4. その他のモード

以上3つのモードの他、SoundモードとGlobalモードがあります。
前者は普通のシンセにおけるシングルモードで、単音色の確認やエディット用。
サンプリングもこのモードで行います。
またGlobalモードは環境設定メニューがいろいろ入ってるモードで、
演奏モードの1つというよりそれらのメニューの総称です。

◇ ◇ ◇

というわけで例によって例のごとく
実際に操作している場面は何ひとつ載せないまま機能を説明してみましたw
説明はPa900を基準にしましたが、Pa1000/700/600/300、microArrangerも
概念はほぼ同じです。

質問があればいつでも答えます(・∀・)

P.S. 拍手ありがとうございました。励みになります(^^)

よくわかるPa900。 | 2019/09/15(日) | 機種:KORG Pa900 | コメント (0)
◆アーティスト / ◇記事ジャンル:◇レビュー
ハートに火をつけろ
2019/09/08(日) KORG Pa900
俺氏、近所のおばお姉さん(推定54歳)からリクエストをもぎ取る。

「松田聖子の曲。結婚する前のね」

(どの結婚だろう…普通に考えれば最初のかw)
というわけでこの曲をチョイス。

  【原曲】ハートのイアリング - 松田聖子 (1984年)
  

なぜこの曲にしたかというと、弾いたことがあるからです。

  おっさんがまだ子供だった頃に弾いてます
  

「なんだこりゃ?」と思うでしょうね。
小学校の音楽準備室にあった太古のキーボードとダブルラジカセを借りて
放課後にピンポン録音したものですw
たぶん私が演奏した一番古い音源。

ピンポンとはいえラリーの応酬にはならず、
自動伴奏+ベース+コード弾き+メロディーぐらいで収束したような。
譜面も見ずに1, 2日ぐらいで作ったと記憶してます。
(実際メロディー間違えてるし)
要は今と同じような事やってたんですね。その頃から進歩してないというか(^^;)

チャカポコ鳴ってるリズム、プリセットだけではこの曲に合わず
ボタンを1つ押しっぱなしにしながら、別のボタンを拍に合わせて一瞬だけ押してます。
するとリトリガーされるみたいにパターン先頭のキックが鳴ります。
それを重ね録りするためだけに1回ピンポンしてるはず。

こんな古い音源をなぜ紹介したかといえば
極上品のカセットデッキをもらったからです(・∀・)

  20190908_1.jpg
  インスタ映えするよう、さりげなくTDKのMA-Rを装填してみたり。

私は子供の頃から録り貯めたカセットテープを300本ほど持ってまして、
幾多の引越しでも捨てずに帯同してきました。
CDからのダビングが大半ですが、中にはこういう貴重な音源もw
中学生の頃、剣道着で演奏するバンドとか、200m先からは全員女の子に見えるバンドとか
そういうのをやっていた音源もあるので、どうしても捨てられず。
手持ちの再生装置はとうになくなり、何十年も聴いてない音源ばかりです。
いつかデジタル化しようと思ってるうちに本体が逝ってしまいました。

  20190908_2.jpg
  これは絶版になってからデッドストックを買ったもの。

なーんていう話を近所の人にしたら「使ってないデッキがあるから持って行け」と。
二つ返事でありがたく頂戴しました(_o_)
こんな高級デッキ、今まで使ったことないですw
3ヘッドにDDのデュアルキャプスタンですからね。って分る人はどれぐらいいるんだろう。
ヘッド摩耗なし、チャタリングなし。モーターのトルクOK。蛍光管表示OK。ほぼ新品。
ちなみに昭和62年製。どうしたらこのコンディションを維持できるのか不思議です。

カセットテープのデジタル化は永年の懸案だったので
TASCAMの業務用デッキでも買おうかなと思ってました。(一応、現行品がある)
でもNRがDolby-Bだけなんですよね。手持ちのテープのほとんどはDolby-Cかdbx。
このデッキはDolby-C内蔵なので、あとは近所のハードオフにずっと寝てるdbxユニットを
収穫してくれば、当時の音源がよどみなく再現されるはず(・∀・)
平成も遠くなりにけりな今日この頃、夢みたいな話です。

すみません話がそれました。
松田聖子でした。

  タオルを首に巻いたおっさんが弾いてます
  

ネットから拾った「with plugs」というスタイルを使いました。
スタイル名からすると「アンプラグドに少し電気楽器を足してみたよ」
という感じでしょうか。

こういうミディアムテンポの8ビートのスタイル、Pa900には山ほど入ってますが
それぞれ微妙な違いがあって、この曲に合うものと合わないものがあります。
その中で行き着いたのがこのスタイルです。

制作時間は1日ぐらい。いつものようにコードシーケンスの打ち込み+手弾きです。
今回はたくさん鍵盤を弾きました(・∀・)
メロディーのほか、合いの手のパートもろもろ。
間奏とエンディングはプリセットを使ってますが、そこにも手弾きで加えてみたり。

原曲は中高年、もとい中高音がキンキンに張った彼女の声で歌うと
松田聖子ワールド以外の何物でもないですが
メロディーを自分で弾くと意外な一面が見えてきます。

サビのメロディーやコード展開はイングランド民謡の匂いがそこはかとなくします。
そしてサビを弾くとテンションが高まり、力が入ってきます。
あーこれはロックですね(・∀・)
作曲者が佐野元春と知って納得しましたよ。
彼は当時流行っていたスタイル・カウンシルにご執心すぎて何だかなーと思ってましたが
立派なロックですね。カラオケで絶唱すると体で感じられると思います。
演奏に力が入りすぎて、ベロシティをちょっと下げました(^^;)

今回の曲、音楽準備室でピンポン録音して以来、○十年ぶりの演奏です。
リクエストをもらうまで、まさか再び弾くとは思いませんでした。
そして、こんないい曲で、ルーツがロックからイングランド民謡に行き着くとは。

子供の頃に読んだ本を大人になってまた読むと
違う解釈ができて面白いとよく云われますが
音楽にもそういう要素はあるようです。

P.S. 拍手ありがとうございました。励みになります(^^)

ハートに火をつけろ | 2019/09/08(日) | 機種:KORG Pa900 | コメント (2)
◆アーティスト / ◇記事ジャンル:◆松田聖子 ◇弾いてみた
ツートップ。
2019/09/02(月) KORG Pa900
1日遅れの更新ですみません。

  20190831_1.jpg

すさまじい勢いで雑草が生えている庭はさておき
(前回の草むしりから2ヶ月でこれです)
弟分も兄貴分と同じく窓の外を眺めるのが大好きで、
放っておくと2時間でも3時間でも窓辺に座ってます。

さて。

今週は、Pa900の使いこなし的なネタを書こうと思います。
前回予告した曲がまだ出来上がってない
単一機種を題材とするブログなので「こんな曲弾いたよ〜」だけではなく
やっぱり機能面も紹介していかないと、と思いまして(^^;)

前回の記事
「Pa900のシーケンサーは、16トラックに見えて実は32トラック」と書きました。

  20190831_2.png
  ぱっと見は16トラックですが…(T09〜T16はT01〜T08とのトグル表示)

これがなぜ32トラックになるかというと
Song Playモードではシーケンサー(というかプレーヤー)を2基備えているからです。

  20190831_3.jpg

プレーヤーで再生できるのはスタンダードMIDIファイル(SMF)またはmp3ファイル。
SMFを再生すると1基あたり16パートの内蔵音源を鳴らすことができます。
そして2基のプレーヤーは同時スタートが可能です。

ということは、2基を同時スタートさせれば
計32パートのアンサンブルが可能(・∀・)
1つの曲を16パートずつ2つに分けて作って、「せーの」で鳴らすわけですね。

32パートではありませんが、前回の曲を
リード8パート + バッキング8パートの2ファイルに分けたものを
同時スタートさせてみました。(出だしだけ)

  
  画面が傾いてるのはご愛嬌。

ちゃんと同期して鳴ってますね。

ちなみに「同期が可能」ではなく「同時スタートが可能」と表現したのは
2基のプレーヤーはMIDI的に「同期」してはいないからです。

それぞれのプレーヤーにはテンポの異なる曲を呼び出せます。
「せーの」で鳴らすとそれぞれのテンポで再生されますw
動画では2曲が同じテンポなので、たまたま同期しているように聞こえると。
コンピューター的には同じクロックで動いてますから、テンポが同じならずれません。

なので、このモードでソングを再生すると外部にMIDIクロックは送信されません
そりゃそうですよね。各々を個別にスタート・ストップできて
しかもテンポが別々だと、外部機器をPa900のクロックで同期させるなんて無理w
(同じ理由で、このモードでは外部クロックへの同期も不可能)

なお前回「32トラック36パート」と書きました。
16トラック×2基で32パートは分るとしても、残りの4パートは何?

それは手弾きパートです。

32トラックのシーケンスを鳴らしながら鍵盤をリアルタイムで弾くと
さらに別の音色を鳴らせます(・∀・)
Pa900の鍵盤はスプリットでき、アッパーは3音色レイヤー、ロウワーは1音色。
それを含めると総勢36パートの壮大なアンサンブルが可能です。1台で。

◇ ◇ ◇

「そこまで作り込むぐらいなら、DAWで録っちゃえば楽じゃん。音もっと重ねられるし」
という意見も当然あるでしょう。私もそう思います(・∀・)

タダで手に入るMac用のDAWの代表格といえば、バンドルのGarageBand。
操作がわかりやすくエフェクトが高機能なので私も愛用してますが、
唯一にして最大の欠点はMIDIクロックを送信できないこと。
Pa900から一発録りするなら支障ありませんが、一度録ったものを再生しながら
それにPa900を同期させることができません(´・ω・`)

以前のバージョンではクロックを送信できました。(midiOというプラグインを使う)
ですがアプリが64bitになり、midiOのバージョンアップは止まったままなので
現バージョン(10.x)のGarageBandでは使えません。

それに代わるものと巷間云われているのがGBXMIDIOut
GarageBand 10.3.2で試したところ、確かに組み込みはできましたが
クロックを送信する機能はないようです。(ノートデータの送信用?)

結局たどりついたのはStudio One Prime
有料ソフトの機能限定版です。Primeというのが無償版のしるし。
(有料版との機能比較はこちらあります)
Windows用もありますよ。

機能制限で一番大きいのはプラグインの追加ができない事。
そのためか「使えねぇ」という評価が目につきますが、それはあくまでも
音色もソフトシンセを駆使するなどして
「これ1本ですべてを」という使い方においてだと思います。

メインとなる実機が別にあり、レコーダーとして使うぶんには
問題なさそうというのが1時間使ってみた私の結論ですw

一応、確認した内容としては
・Pa900を同期させ、Pa900の再生音をオーディオデータとして録音
・それを鳴らしながら別トラックにさらに録音
・2トラックにまとめて付属のコンプレッサーをかける
・AIFFで書き出す
というところです。
これなら、旧GarageBand + midiOの代わりがじゅうぶん務まります。

現GarageBandもアウトボードとしては使いやすいので
YouTubeに載せるためにトータルコンプをさっと掛けるような使い方では
今後も使う予定です。

当分この環境で戦っていきます(・∀・)
私のように「DAWなんて後工程でしか使わないんだから
そんなもんに何万円も出してられねーよ」という方、お試しあれ。

P.S. 拍手ありがとうございました。励みになります(^^)

ツートップ。 | 2019/09/02(月) | 機種:KORG Pa900 | コメント (0)
◆アーティスト / ◇記事ジャンル:◇使いこなし
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